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イキモノのイキな話
新ジャイアントパンダ(シンシン・リーリーのイラスト
新ジャイアントパンダが上野にやってきた
上野動物園    黒鳥 英俊
  2月21日に来園した2頭のジャイアントパンダは3月11日の東日本大震災に遭遇しましたが、いまでは上野の環境にも慣れ、中国にいるのと変わらない生活を送っています。大震災の影響で一時休園していたため、公開が遅れていましたが、4月1日から一般公開されました。初日から多くの方が訪れ、パンダ舎前には長蛇の列ができるほどでした。
 オスのリーリーとメスのシンシンは屋外の展示場でも元気に動き回り、2頭が目の前で竹を食べる様子にしばしば歓声があがります。この2頭は以前飼育していたパンダよりも驚くほど多くの竹を食べます。エサの調達が大変で4種類の竹を毎週800キロも入れています。
 ちょうど一般公開をはさんだ春の時期は実はパンダの繁殖シーズンにあたります。パンダの発情はふつう一年に一度3月から5月ですが、春に妊娠しなかったメスは秋に発情することもあります。動物園でもみな2頭の繁殖を待ち望んでいました。3月下旬にメスのシンシンに発情兆候が現れたのですが、あまり強い兆候ではなかったので、トラブルをさけてオスと一緒にしませんでした。残念なことに、その後発情兆候は弱くなりました。まだ若い2頭、次回は繁殖に適した時期にうまく一緒にして繁殖につなげていくつもりです。

カメラを見つめるリーリー "元気よく歩き回るシンシン
【カメラを見つめるリーリー】 【元気よく歩き回るシンシン】


水族園のかお
多摩動物公園
シロオリックス
「ブルーム(メス)」
平成23年4月6日生まれ
 母親ブランチの頭文字のBをとり、サクラが咲き始めた頃に生まれたので、ブルームと名づけました。早く会いに来てくださいね。

写真 4月13日撮影
シロオリックス「ブルーム(メス)」