第4期第3回議事要旨

開催日時:平成18年11月16日(木) 午前9時30分~11時30分
集合場所:明石町防災船着き場

【ルート】

 明石町防災船着場(挨拶及び注意事項)乗船 →→ 隅田川 →→ 亀島川(亀島橋Uターン) →→ 隅田川 →→ 日本橋川 →→三崎橋(神田川合流点)→→ 神田川 (白鳥橋Uターン)→→ 柳橋(隅田川合流点)→→ 隅田川 →→ 明石町防災船着場着・解散

明石町防災船着場(挨拶及び注意事項)乗船 →→ 隅田川 →→ 亀島川(亀島橋Uターン) →→ 隅田川 →→ 日本橋川 →→三崎橋(神田川合流点)→→ 神田川 (白鳥橋Uターン)→→ 柳橋(隅田川合流点)→→ 隅田川 →→ 明石町防災船着場着・解散

船上から見た日本橋川・亀島川

  • 船上から見た日本橋川・亀島川の写真1
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日本橋・亀島川流域連絡会船上見学会アンケート

1.日本橋川を見た印象はどう思われましたか。

1) 暗い印象

  • 首都高速の下である故、暗い印象である。
  • 首都高速が無く空が開かれるとかなり印象も良くなる。
  • 陽のささない大きな鉄柱がたくさん建っている事は、胸が痛む。
  • 日本橋水門付近より上流の上に旧箱崎川よりの高速道路が上空を覆い被さる様は、地上より想像した以上に圧迫感を感じる。
  • 日本橋川は建物の裏側と高速道路を支える柱の場所で暗い印象を受けました。
  • 川の上部を覆っている高速道路の影響が大きすぎてどうにもならない現状と思いました。
  • 高速道路の下はうす暗い。
  • ユリカモメ、ホシハジロ等の渡り鳥が高速道路の掛かってない所にいた。この会が無力にならないよう、お互いにもっと建設的な意見を出して協力していきたいと思っています。また、会の予定を増やしても良いのではないかと思っています。

2) 水質、河川等の機能問題

  • 水質も何となく汚れているような印象も受ける。
  • 汚れがやはり思っているより酷くなっていた。
  • 日本橋の高架は、川本来の機能を喪失させるもの残念。
  • 時代が時代といっても、都市計画の策定は、長期的なスパンで。・昨夜の雨の影響で水が汚れていて、浮遊物が多かった。
  • ほとんど川の流れがないので汚く、ごみがたくさん浮いている。
  • この状態では魚が棲みにくいと感じた。・清浄船はどの程度の頻度でごみ回収しているかの疑問を持った。
  • 道路の支柱が川の流れを妨げている様が感じられます。・満潮・干潮の水の流れの関係もあり、浮遊ゴミがたまっていた。
  • 日本橋川の再生や活用に数十年間にわたって目を背けたツケが今日、回って来ているとしか言い様がなく、今回もまた、惨憺たる気持ちとなりました。

3) 歴史感

  • 歴史を大切にしてほしい。
  • 川のほとりにある史跡や文化財が活かされていない。

4) 好感を受けた

  • 鳥たちがもどって来ていた。
  • 下流の浅草橋・柳橋付近で上部の高速道路がなく、情緒ある風景が展開しているのが救いでした。
  • 川が癒してくれる都市の風景がみられました。

2.亀島川を見た印象はどう思われましたか。

1) 疑問と印象

  • 橋桁が低いため船舶の航行が困難であるのは残念である。
  • 途中までの船行、橋脚の高さが低いとは?
  • 川べりに、何もない、不毛地帯。それに、美観を損なう汚れたつなぎ船、無法地帯。
  • 南高橋より高橋付近までの間に船の係留が非常に多いのに改めて感じ、災害時による船の運航にさしつかいないのかと心配です。
  • 川岸の匂いを残し雑然とした感じを受けました。
  • 川の流れている両岸にビルの裏側がぴったりと高く並んで、ビルの空調の室外機が川に向いている状況が、多く見られました。川が有効に利用されていい印象でした。そんな中を鴨が泳いでいるのが良い印象として残りました。
  • 係留している船が多い。・川というより運河という感じ。
  • 水はやはり汚い。

2) 好感

  • 思った橋上より見ている程狭くなかった事と、汚れも本日はさほどない。
  • 空が川面の上にあり非常に開放感があった。
  • 日本橋川、神田川に比べて水がきれいであった。

3) 改善点

  • 提案されているテラスも現実するには、さまざまな問題があることがわかる。せめて緑化テラスの上にされ締っている船の移動場所の確保が必要であると思う。
  • 早急に、緑化、遊歩道の整備が望まれる。実験地として、区、との熱意のあるところを。水上の船遊びなど、新川地区住民が、防災船着場があるのだから、佃の高層マンションなどあり、また、中央区の中心のロケーション、乗船希望多数あり、乗船できるように、高配慮願う。
  • 亀島川は、たった1.1kmの川なので、徹底的に水質浄化を行えば、感潮河川としての生態系が再生できると感じた。(社会的・経済的な複合活用ができると感じた)

3-1.日本橋川についてなにか意見がありましたらお書きください。

1) 首都高速は是非撤去してほしい

  • 首都高速は是非撤去の方向でいてもらいたい。その上で河川の有効利用を考えていただきたい。
  • 高速道路はやはり撤去してほしいし、橋も保存して気持ち良い川にしてほしい。
  • 観光都市、東京として、川・水辺の貴重な資源、死蔵は、もったいないこと。重点施策のひとつとして、水質浄化、高架撤去、など、すみやかに。
  • 1日も早く高速道路を撤去する方向に進み、川より空が見えるようになることを願っております。
  • 船から(下流側)日本橋を見ると、高速道路の柱があり、全く風情を感じない。
  • 日本橋川の大半を覆っているあの高速道路を全部どうにかしたいと強く思います。
  • 日本橋の付近のことは、最近問題とされ、上部の高速道路の移設のことにしてもいろいろな案が出されています。それはそれでよいと思います。
  • 費用がかかっても高速道路の地下化は進めてほしいと思う。これからは箱ものをつくるというよりも、自然を取り戻すための再生のためにこそ、予算を使っていくべきだと思う。高速道路のあるおかげで、日本橋川にかかっている既存の橋の架け替えもままならない話を聞き、やはり、高速道路の地下化は必要だと思う。
  • 構想提案された日本橋川流域での高速道路撤去とその周辺の再整備は実施計画が待たれるばかりではあるが、東京タワーと並んで戦後の日本の経済成長を支えた近代遺産になるであろう。日本橋川にかかる首都高については、今回首都高撤去計画地域以外では、どのように日本橋川と調和させた上で活用をはかったら良いのだろうか考慮にいれていく必要があるように思える。
  • 首都高が撤去された部分は空が開け、街の再生が実現していくだろうが、そればかりではなく、首都高が残った部分についても、美観的にも、また川を生かした日本橋川全体の活用を考えた時、首都高撤去部分との対比において、近代遺産としての首都高を残しがたいが故に面白い試みが考えられるのではないかと思う。
  • 将来の日本橋川の観光面や災害時の対応を考慮にいれた時、現在の日本橋川の水位は大きな問題となる。現状、日本橋川にかかる多くの橋は、日本橋川の水路としての活用を考慮に入れて作られておらず、高さが十分でなく、特に満潮時などは小さい船であっても常時、日本橋川を行き来するのには支障がある。首都高撤去後に例えば日本橋川を観光面において街全体の回廊のようにその活用を考えたとするとこの水位問題に手を打たなくてはならないだろうか。この問題はすでに小名木川が2ケ所の閘門を設けてその水位を調整しているのと同様の設備を設置する以外には手はないのではないだろうか。この水位問題解決は首都高撤去と同様なボトルネックとして解決を図っていかなくてはならないのではないだろうか。 

2) 水質等の改善

  • 汚れがやはりきれいになりました。底からきれいにしたいなと思う、流れないため、なお汚れが沈殿するので臭いし、冬場でも気になりました。
  • 川ウォッチはそれでも快く感じましたので何とかならないかとも思っています。
  • 川の利用遊び、釣り、カヌー、ボート、屋形船などは、コスト云々するが、いくらでも、需要はほりおこせる。気長く。
  • たった5kmの長さなので、単独で水質浄化を推進すれば、日本の首都としてのイメージも良くなると感じた。
  • 水は心の故郷として、川に接すると心の落ち着きを覚え、夢が沸いてくる。川の流れのようなゆったりした散策路に緑をあしらい、両岸に昔からの様々な歴史を再現し、現代的な交通機関・輸送・防災等考慮に入れた川が狭いながら都民の楽しい憩いの場所、又歴史を学ぶにも相応しい処となれたらと思います。
  • 隅田川が浄化水の放流で水質がよくなったように、日本橋川にも流れを人工的に作れないものだろうか?
  • 閘門設置や橋下の高さを上げる工事による水位問題が解決されて初めて、回廊としての日本橋川の再生や観光を主とした水路の活用の道が開けてくる。街の水路(回廊)として水上タクシーや観光船が常時、行き来が出来、川が活用されるからこそ人が集まってくるのではないでしょうか。既に、世界の様々の都市においては、その具体的な活用面で川の観光資源としての再生は成功例がいたる所で示されているのは言うまでないでしょうが、そういった都市の人々から見れば、現在の日本橋川は、無尽蔵に将来の活用可能性といったリターン(金銭面及び精神面において)を期待できるストックとしての投資対象にみえるのではないだろうか。それは世界のどこの都市にでもある目新しく開発されたブランドショップが立ち並ぶ、XXヒルズと呼ばれるような10年単位で償却されていくような街とは一線を画した、世界の中の日本、それとも江戸からの文化が続く、東京のここにしかない歴史的、文化的な価値を有する無形資産として世界から観光客をひきつけ続けていくのではないでしょうか。

3-2.亀島川についてなにか意見がありましたらお書きください。

1) 景観の改善

  • 川と建物の調和を今後は考えて開発等を行っていただきたい。
  • テラスの部分の構造を知り、さらに利用ができればと、問題があるか望む所です。
  • 亀島川の汚れた船の川の占拠は、目に余る。行政の強力なコントロールを強く期待する。
  • 本日は川に、ごみが無かったが、川べり住民の川に対する意識の改革、川を守る気持ちがない、川をきれいに、大切にするということが無いとだめ。
  • 個人的なプレージャーボートが係留されており、不自然さを感じた。折角テラスがあるのだから、もっと公的空間として利用する必要を感じた。
  • 今の川は、水路の感じで川と呼ぶには忍びない。橋梁は取り除き建築物は川に向かっている面も、表と同じ感覚にして裏の感じを無くす、清水が流れる川にして魚が泳ぐのが見えるようにしたら良いと思います。
  • 両岸のビルが表玄関を亀島川の方に向けた方が、もっとも良い都会の川の風景が見られるのにと言われています。このためにも、現在あのテラスを川に沿った散歩出来る道に整備してほしいと思います。
  • 船が多く係留しているので景観を活かし、「かめじまマリーナ」として周辺の整備をしたら良いと思う。亀島に面しているところに親水公園を作ってほしい。

2) 運行改善

  • 亀島橋下の船の運航には水位の関係で運行できないとは、初めて知り日本橋川に通じることが出来るのは驚きでした。これも水位に関係なく通行できることを願っています。

4.自由意見

1) 要望

  • 街並みも護岸に接近されている所は、景観にも問題で緑化対策にも大変と思うが実現してほしい。
  • 机上の空論ではなく、現実に、現場を歩く、本日の企画は一歩前進と評価されよう。議員諸侯にも「現場主義」で、都内、区内を歩き、現実をみて、考えてもらいたい。外国人にも、快適で、すばらしい日本の観光ができるように、まちづくりにまい進しようではないか。
  • 今回の船上見学会で感じたことは、せめて最小限、神田川のお茶の水付近の様な景観になるように心より願っております。
  • 戦後、多くの川を埋め立ててしまいました。その中で残った川としての日本橋川・亀島川を残すのですから、大都会の中を流れる美しい川、都民にこたえる川になってほしいと思います。
  • 神田川の隆慶橋下に橋(新?改築?)があるが、橋名の表示がないのが気になった。
  • 江戸時代の歴史文化を知る上で、日本橋川・神田川は史跡の宝庫なので、船上見学は環境を知るだけでなく、とても有意義な学習の場であると思う。子供から大人まで、中央防波堤の最終処分場を見学すると、廃棄物問題に関心を持ったり、ごみの分別や環境に対して心配りが出来るようになるように、日本橋川・亀島川・神田川の現状を多くの都民に見ていただきたいと思う。是非、子供たちには授業の一環として見てほしい。
  • 川越や佐原が小江戸と呼ばれたり、日光に江戸村があったり、江戸時代の映画やドラマが地方で作られたりしているが、江戸情緒はやはり本家本元の東京で味わってほしいと思う。東京(江戸)人としてのアイデンティティーをいつまでも持ち続けるためにも、なくなってしまった物を再生し、残っているものには光をあてていくべきだと思う。東京は単なる便利な街だけに成り下がってほしくないと思う。

2) 好感

  • 墨田川がきれいになったのにはあらためて感動しました。太陽のいっぱい注がれた河は生き生きとしている様です。
  • 隅田川の小名木川辺りで釣人(20本程の竿)がおり、丁度魚を釣り上げていた。(セイゴだと思う)
  • 神田川の水道橋~万世橋感は眺望も大変良く、沿川の緑も豊かで鳥も多く、日本の観光資源としても生かせると感じた。
  • 今回、初めて亀島川や白鳥橋の方まで船に乗って見学することができましたが、日本橋川、神田川のみならず、これら川で繋がっている地域に船で入れる事が実感できて、益々将来に面として、街の回廊としての川の活用の可能性を実感することができました。

3) 感謝の気持ち

  • 勉強になり、そして川から見た都心を味合うことができ大変ありがとうございました。
  • 早速に現場見学を実施して頂き感謝申し上げます。やはり体験し自分の身に感じる事は大切と思いました。天気に恵まれ最高でした。
  • 今回のような見学会を実施してくださりありがとうございました。

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