第1回 議事録

開催日時:平成12年11月7日(火) 14:00~16:30
開催場所:大森西特別出張所

議事次第

  1. 仮座長依頼と挨拶
  2. 委員自己紹介と一言
  3. 会の運営等について
  4. 行政からの情報提供
    1. (1)内川の環境整備計画(河川部
    2. (2)内川の整備工事(第二建設事務所
    3. (3)内川の整備工事、環境対策(大田区)
  5. 意見交換
  6. 今後の進め方
  7. その他
  • <配布資料>
    会次第
    • 委員名簿
    • 内川流域連絡会設置要綱(案)
    • 内川図面1/1
    • 内川の河口部拠点整備予定平面図
    • パンフレット「いきものたちと出会える水辺の創出をめざして」

議事概要

1.座長選出

  • 事務局の依頼により、座長には東京都建設局第二建設事務所工事第二課長が選出されました。

2.委員自己紹介と一言

  • 委員の方々の紹介と共に、一言挨拶を頂きました。

3.会の運営等について

  • 事務局から設置要綱(案)を読み上げた後、審議を行いました。
(住民委員)
行政と連絡会の関連について、委員の決定権の有無、責任の所在、住民からの要望受付窓口等、はっきり明記して欲しい。
(事務局)
行政組織の一覧表を掲載することは可能である。
(座長)
行政委員の専門外の課題に対しては、有識者による臨時委員をもって対応できる。
(住民委員)
連絡会で答申を作成し、都知事に諮るのか。
(事務局)
答申は考えていない。
(住民委員)
連絡会で意見交換するだけでなく、要望を上げて欲しい。 内川環境整備計画で定まった内容については、今後変更しないのか。
(行政委員)
連絡会は審議会ではないため、意見を頂いてすぐ実行、とはいかない。 内川環境整備計画は、意見交換会の結果をもとに作成している。今後は、この計画を前提に話し合いを進めたい。
(住民委員)
10数年前からこのような会があっても少しも進まない。事務所の責任範囲はどこまでか。
(事務局)
第二建設事務所では、計画に基づいて設計・施工を行い、竣工後は大田区に管理を引き継いでいる。
(座長)
連絡会は要望の実施を約束する会ではなく、意見の交換会である。
(住民委員)
設置要綱(案)には「内川に係わる計画、工事、管理等について、情報や意見の交換を行う」とあるので、これで良いと思う。

4.流域連絡会のあり方について

行政側から、内川についての情報説明がありました。

(1) 内川の環境整備計画(河川部)

パンフレットを用いて、直線河道を曲げるような工夫、浄化施設、親水性の考慮、憩いの場、生態系への配慮等について説明した。

(2) 内川の整備工事(第二建設事務所)

大田区と連携しながら、平成10年度から工事を実施している。現状は直立鋼矢板形式護岸であるが、その前面に5分勾配自然石張ブロック護岸を施工している。
表面に空隙があり、植生の付着が期待できる。年度末には大田区に引継ぎ、遊歩道や樹木は大田区が施工予定である。

(3) 内川の整備工事、環境対策(大田区)

多摩川では高水敷管理、内川・呑川ではゴミ処理、係留船、沿道を管理している。内川の水質調査の結果、下水道の普及により、平成9年度にはBODが5ppmをクリア、SS(透明度)は10以下となった。曝気装置を2ヶ所に設置している。平成11~12年度護岸整備箇所の樹木の種類について、意見を頂きたい。

5.意見交換

行政側からの説明を受けて、意見交換が行われました。

(住民委員)
[1]平成13年度以降の工事計画について、設計は終了しているのか。
[2]東邦医大通り拡幅について、道路拡充と内川整備はどちらが先になるのか。
[3]区の緑道計画と都の計画は整合性があるのか。
(座長)
[2]について、現在、第二建設事務所道路部門が事業認可、用地買収を順次進めている。道路整備が選考すると思われる。
(行政委員)
[3]について、区の長期計画と都の計画は整合性がある。
(事務局)
[1]について、内川水門から新橋までの基本設計は終了、詳細設計は予算確定後に着手する予定である。
(住民委員)
平成3年に住民請求が採決されたのに、工事が進行しないのは困る。 会の意見が生かされていない。財政難による工事中止ならば、委員名で要望書を提出したい。
河口部の工事よりも、上流部のヘドロ問題を先に解決すべきである。
ゴミ撤去をお願いしたい。
(座長)
次回連絡会は、これらの意見を踏まえて、内川の計画・工事・管理を中心に意見交換したい。
(住民委員)
町会長が交代した時には、委員も交代するのか。
(座長)
団体の代表なので、交代する。
(住民委員)
[1]環境ホルモンを散布していると聞いたことがあるが、どうなのか。
[2]川沿いに野草を生やしたいがどうか。
(行政委員)
[1]について、内川ではないが、呑川でユスリカ防止の目的で下水道処理水を流している。処理水内に環境ホルモンにあたるものが含まれているか、調査して回答する。
[2]については、意見が分かれている。例えば、原っぱ公園では草を生やしっぱなしにし、住民に自主管理をお願いしている。河川でも地域住民の合意を得られれば、考えていきたい。
(住民委員)
河川に蓋をして緑地にする整備の仕方もあると思う。多摩川などで、土手に植樹してはいけないことを疑問に思う。
平成11年度工事は、都の工事、区の工事ともに完成したのか。
(行政委員)
区の施工は、これからである。
(住民委員)
夢のような話ではなく、実現できる話し合いをしていきたい。

6.今後の進め方

事務局より、次回開催予定は平成13年3~5月との説明がありました。

7.閉会

降雨時に役立つ情報

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