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綾瀬川・中川の不法係留船の適正化

 当事務所では、平成20年2月20日(水)と21日(木)、綾瀬川及び中川(平和橋から上平井水門)の不法係留船及び不許可桟橋を撤去し、適正化しました。

 綾瀬川及び中川(平和橋から上平井水門)にはピーク時に約60隻の船舶が不法に係留されていましたが、平成18年度に適正化に着手し、河川法に基づく指導・警告及び暫定係留施設への入船指導を続けてきた結果、平成18年度末に31隻まで減少しました。

 平成19年度は「東京都船舶の係留保管の適正化に関する条例」に基づき、綾瀬川の東京都管理区間及び中川の平和橋から上平井水門までの区間を重点適正化区域に指定しました。

 

 船舶所有者と連絡を取りながら、船舶に警告書を貼るなどの条例に基づく指導・警告を重点的に実施してきた結果、28隻は東京都の暫定係留施設を含む適正な係留場所への移動や廃船処分等、自主的に移動しました。残る3隻は船舶機能を喪失しているため、当事務所で廃棄物として処分しました。

 あわせて、船舶の再係留を防ぐため、所有者不明の桟橋・係留施設等の工作物を河川法75条3項に基づく簡易代執行により平成20年2月20日に撤去しました。当日は所長を本部長とし、職員40名体制で対応しました。途中沈船が発見されたり、係留杭の撤去に難航しましたが、無事作業を終えることができました。

 放置船舶の適正化を実施した結果、現在、綾瀬川の東京都管理区間及び中川の平和橋下流に不法係留船はなくなり、今後江東治水事務所が予定している中川護岸耐震補強工事も順調に進むことが見込まれます。

作業状況
  • 中川適正化前(H18.5.11)
  • 中川適正化後(H20.2.21)

お問い合わせ

管理課 河川管理担当
電話:03-3692-4356

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