河川の整備事業

 河川事業は、安全で快適かつ活力のある都市の再生を目指して、洪水の危険から都民の生命と暮らしを守るとともに潤いのある水辺の形成や身近な自然の保全・再生を進めることを目的としています。
 当事務所では、管内を流れる石神井川、神田川、野川、仙川、入間川の5河川、延長33キロメートルを対象に、適正な管理と積極的な整備を行っています。

I. 河川の整備

 石神井川、野川、入間川など管内を流れている中小河川については、1時間あたり50ミリ規模の降雨に対処できるように、護岸の整備や調節池・分水路の設置など総合的な治水対策を進めています。
 一方、野川など自然に配慮した川づくりにも積極的に取り組んでいます。
 また、事業を進めるに際しては、流域住民や市民団体等との情報・意見交換を行うことを目的とした流域連絡会を設置するなど、都民と行政が協働・連携して、川づくりを進めています。

[1] 石神井川

 石神井川は、練馬区境の溜渕橋上流から柳沢橋上流までの1,140mにおいて事業認可を取得しており、平成27年度までに溜渕橋から東伏見橋までの区間が完成しています。平成28年度は、坂下橋から柳沢橋区間の整備を実施しています。

溜渕橋上流 西東京市東伏見三丁目地内の写真
【石神井川の河川改修工事:平成22年度完成 溜渕橋上流 西東京市東伏見三丁目地内】

[2] 野川

 野川は、平成15年度に洪水を一時貯留する野川大沢調節池を整備しました。また、平成16年度の鞍尾根橋付近の整備により管内の護岸整備は完了しました。

  • 野川大沢調節池の写真
    【野川の調節池整備:平成15年度完了 野川大沢調節池 三鷹市大沢五丁目地内】
  • 野川鞍尾根橋付近 小金井市貫井南町四丁目地内の写真
    【野川の河川改修工事:平成16年度完成 野川鞍尾根橋付近 小金井市貫井南町四丁目地内】

[3] 入間川

 入間川は、平成17年9月の水害を契機に、現在、治水の安全性を向上させるため分水路の整備を実施しています。この整備は、入間川西野橋から野川小金橋までの延長1,230メートルの分水路を調布市道下に敷設するものです。平成22年度から本格的に工事に着手し、平成25年度の取水を目指しています。

入間川分水路の概要  [759KB]PDF(別ウインドウで開く)

II. 自然再生事業

 野川において、多様で豊富な生き物の生息・生育空間としての湿地環境を再生するため、都民と行政が連携して、野川第一、第二調節池及び周辺を対象として事業を進めています。この事業は、自然再生推進法(平成14年12月、国土交通省、環境省、農林水産省)に基づくもので、事業を推進するため平成17年3月に地域住民、NPO、専門家、自治体からなる「自然再生協議会」を設置して、平成18年9月に全体構想、同年10月に第一次実施計画、平成25年1月に第二次実施計画を策定しました。 平成18年度より第一次実施計画に基づき湿地、田んぼ、ため池及び水路等水のある自然環境の整備を行いました。この整備による湿性環境の創出により、新たに水域生態系が誕生し生物の種類が多様化しました。 維持管理やモニタリングについては、平成18年度に設立した維持管理運営を担う市民団体「野川自然の会」が東京都と協働して、湿地や田んぼの水の管理と補修作業、植物や生き物の観察など、自然とふれあいながら、市民が主体となって実施しています。 平成25年度から「第二次実施計画」に基づき施設整備やモニタリングを実施します。 

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