河川の整備

 管内には、一級河川の多摩川と同水系に属する野川、仙川、谷沢川、丸子川、海老取川の6河川と、独立水系である二級河川 の目黒川、蛇崩川、北沢川、烏山川、立会川、内川、呑川、九品仏川、渋谷川の9河川、総数15河川があります。このうち、目黒川、呑川、立会川の一部と蛇 崩川、北沢川、烏山川、九品仏川は覆蓋、暗渠化され、下水道幹線として利用されています。
 管内河川全域は、急激な市街化の進行と変貌が著しく、台風や集中豪雨等により、これまで多くの水害を被ってきました。このため、洪水対策として、1時間 50mmの降雨に対処できるよう、「中小河川整備事業」で護岸や調節池等の整備を行っています。
 また、直接東京湾に注いでいる河川の低地部では、伊勢湾台風級の高潮や大地震に起因する地盤の液状化、津波などに伴う河川管理施設(防潮堤、護岸、水門 など)の機能不全が懸念されるため、機能が保全されるよう、防潮堤を整備するなどの「高潮防御施設整備事業」を行っています。

主な事業

目黒川

 当事務所では、管内の目黒川は、天王洲運河河口から北沢川・烏山川合流点までの約8kmで、大橋から北沢川・烏山川合流点までの区間は覆蓋されて下水道幹 線となっています。昭和53年度より「すずかけ歩道橋」から「大橋」までを中小河川事業区間として1時間50mm規模の護岸改修に着手しました。
 高潮対策事業としては、「河口」から「すずかけ歩道橋」までの約2.0kmを整備しています。平成23年度末現在では、JR新幹線橋梁部の取り付け部を残して概ね完了しました。

目黒川の写真

立会川

 立会川は河口の勝島運河から約7.4kmの河川延長で、そのうち高潮対策事業区間としては河口から月見橋間の約0.8kmまでです。その上流区間は下水道幹線として既に覆蓋されています。  現在、河口部の一部を除き高潮防御施設が未整備で、1時間50mm規模の下水道幹線の整備が完了した後は、河口に樋門を設置して高潮を防御する計画となっています。

立会川の写真

内川

 内川は河口からJR東海道線までの延長約1.6kmの河川です。河口には水門及び排水機場を設置して高潮に備えています。
 この水門と排水機場は現在東京都江東治水事務所が管理し、日常管理と操作については大田区に委託しています。
 平成10年度には内川環境整備計画を策定し、河口部において環境整備を行いました。また、河口から大森橋(第一京浜)までの区間は、護岸の老朽化が進み耐震対策が必要になったため、平成17年度から護岸の耐震補強工事を実施し、平成26年度より水門の耐震化に着手しました。

内川の写真

呑川

 呑川は、玉川通りを上流端とする延長約14.4kmの河川です。現在合流点の九品仏川から約4.9kmは下水道の呑川幹線となっています。1時間50mm規模の改修は平成22年に事業が完了しています。
 高潮対策事業区間は河口からJR東海道線までの約3.4kmで、昭和40年代の前半から防潮堤の建設工事に着手しました。しかし河口から夫婦橋間の約 2.3kmについては、古い構造の防潮堤のため、洪水対策として平成10年度から順次根固め工事を実施し橋梁取り付け部分を除き完成しています。また、平成21年度からは液状化対策等の耐震対策事業に着手しております。

呑川の写真

海老取川

 海老取川は河口から多摩川間約1.0kmの河川です。高潮対策事業としての防潮堤の整備は平成21年度に完了しました。
 また、海老取川には以前より「不法係留船」が数多く停泊していたことから、適正化を図り、平成18年度から平成20年度までの3年間で、高潮などの災害時に船舶等が流出しないように55隻分の係留施設を整備しました。
 平成27年度より耐震対策事業に着手します。

海老取川の写真

野川

 当事務所管内の野川は、多摩川との合流点(新二子橋付近)から狛江市境までの延長約5.5kmの区間です。1時間50mm規模の護岸改修は、新井橋より 上流の狛江市境までの2.9km区間については昭和57年度に、吉澤橋から下流の多摩川合流点までの区間は平成19年7月末に完了しました。
 現在は、大正橋から谷戸橋に向け、1時間50mm規模の河床掘削を進めています。

野川の写真

仙川

 当事務所管内の仙川は、野川との合流点から調布市境(甲州街道)までの延長約6.3kmの区間です。本区間の1時間50mm規模の改修については、最下流の野川との合流点の鎌田橋付近を除く区間が平成11年度に完了しました。
 現在、残りの鎌田橋付近の護岸改修工事を平成22年度より進めています。

仙川の写真

渋谷川

 渋谷川は、天現寺橋から宮益橋までを渋谷川といい、天現寺橋から下流は古川と名称を変えて東京湾に注いでいる延長2.9km(うち0.2kmは暗渠)の河川です。宮益橋から上流は下水道幹線となっており、落合水再生センターで高度処理した再生水を放流しています。
 また、恵比寿東公園脇からも地下鉄日比谷線の恵比寿駅付近に湧き出る地下水をポンプで汲み上げ放流しています。本区間の1時間50mm規模の護岸改修に ついては、恵比寿東公園の右岸を最後に平成22年に全て完了しました。

渋谷川の写真

流域連絡会

 都民と行政が共通認識に基づき、協働・連携して、地域に親しめる川づくりを進めるため、現在、第二建設事務所では、「内川」等の流域連絡会を設置し、川づくりのあり方や川とまちづくり等について意見交換を行っています。

流域連絡会の写真
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