井の頭池だより29 3月

2018年3月29日(木)

1月5日(金)から毎日、野外ステージ前にオープンしていたかいぼり情報の拠点「かいぼり屋」。魚捕りから池干し期間を経て先週から湛水が始まり、かいぼり期間を全うして3月18日(日)に無事閉店いたしました。
期間中、のべ約30,111名の来場者がありました。展示を熱心に見る方が多く、解説スタッフにさまざまな質問やご意見をいただきました。昔の井の頭池の様子を教えてくださる方もいました。ご来場いただいた皆さま、運営や解説をお手伝いいただいた井の頭かいぼり隊ほか関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
にぎわうかいぼり屋
かいぼり屋の窓には、かいぼり期間中の様子がわかるかいつぶりくんのつぶやきが書き込まれ、池を見て「なるほど、そういうことか」と思われた方も多かったのではないでしょうか。
看板鳥としての役割を終え、次の出番までしばし休息に帰ったかいつぶりくんでした。
さらば、かいつぶりくん
ありがとう、かいぼり屋
3月17、18日には、かいぼり期間中にいけすで保護していた在来種を池に戻しました。無事に再放流を終えてほっとしました。魚たちはこれから繁殖シーズンを迎えて命を繋いでいくことでしょう。
池に戻された魚やエビたち
これからのお花見の季節、ぜひ池の様子にもご注目を。かいぼり後に再生する自然をこれからも温かく見守って下さい。
4月からは、かいぼり隊が外来生物防除活動、モニタリング調査を再開します。きれいになった池での作業が待ち遠しいですね。
湛水後すぐに戻ってきたカイツブリ

2018年3月20日(火)

池に水を戻しています

1ヶ月以上にわたって開催してきた「池底ツアー」「チョコッとかいぼり隊~池底編~」は、3月最初の週末に終了しました。最後の週末は参加希望者がいっぱいで大・大・大盛況。定員を大幅に上回り、池底は大賑わいでした。

池底ツアー参加者は最終日180人超え!
チョコッとかいぼり隊では、池岸付近に浅場を整備しました。
現状では岸のほとんどが垂直護岸になっていますが、そこへ泥を寄せてヨシ、ヒメガマなどの抽水植物が生育できる浅い場所を整備するのです。こうした植生帯は水生昆虫のすみかや稚魚の生育場所となるほか、水鳥の休息や営巣に利用されます。
池底に堆積している泥を掘り、バケツで運搬して岸辺に盛るという肉体労働ですが、皆さん、いきいきとに泥んこになっていました。
泥が重く、掘り上げるのも一苦労
この浅場には、かいぼり25の後に七井橋付近に生えてきたヒメガマの根茎を株分けして、早期に植生帯の形成を目指します。泥の中の埋土種子も発芽するはずです。
こんな水辺が理想

池に水が戻ったら、水草の揺らぐ浅場になることを願っています。昔の井の頭池がそうだったように。。
昔の井の頭池
[公益財団法人 東京都公園協会 所蔵]
そして、待ちに待った湛水期間に入りました。
池干し中にずっと続けていたポンプ排水を止め、水を溜め始めました。14日から順次、井戸の揚水ポンプを動かして地下水の汲み上げを再開しています。
満水までには10日程度かかる見通し。まもなくいつもの池の風景が戻ってくるはずです。
池底まで見通せるほど澄んだ池で、カイツブリが子育てする日が待ち遠しいですね。
スワンボートも首を長くして待っている

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建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192