井の頭池だより31 8月

2019年8月5日(月) 水鳥のヒナがたくさん!


井の頭池の水中に群生しているツツイトモの茂みには、水鳥の食物となる小魚やエビ類、トンボのヤゴなどがたくさんいます。こうした食物の多さを反映してか、今シーズンは水鳥の繁殖が盛んです。
カイツブリは8月になってからまた産卵したつがいもいて、繁殖シーズンはまだ終わりそうにありませんが、今シーズンの速報をお伝えします。
 
カイツブリは、これまででもっとも多い6つがいが産卵しました。食物量が多いためか、ヒナが十分に大きくなる前に次の繁殖を始めるつがいが複数見られています。8月5日現在、今シーズンは計41羽のヒナが独り立ちした(ふ化から1ヶ月以上経過した)ところですが、ふ化したばかりのヒナや産卵しているつがいもいるため、最終的に何羽が独り立ちするのか注目しています。
 
ツツイトモの上に営巣したカイツブリ
ツツイトモに潜む生きものを探すヒナ

カルガモは、井の頭池近辺でふ化したと思われるヒナを連れた2家族が確認されました。5月末に確認された家族は、12羽のヒナを連れて神田川へ引っ越したようです。
 
ヤシロールの上で休憩中のカルガモ家族

7月末から確認されている家族は、5羽のヒナを連れて井の頭池を広範囲に移動し、水草などを食べています。
 
井の頭池で初営巣したアオサギは、ふ化からおよそ1ヶ月半で2羽のヒナが無事に巣立ちました。その後しばらくは巣の周辺で休息や採食をしていましたが、最近は見かけていません。独り立ちして新天地へ旅立ったのかもしれません。
 
巣立ったばかりのアオサギ幼鳥

このほか、過去に繁殖記録のあるバンは、今シーズンは1羽が断続的に出現していますが、つがい相手がいないようです。バンはヨシなどの抽水植物の茂みを好む水鳥です。いまの井の頭池の環境は、バンにとっては繁殖場所としての魅力が十分でないのかもしれません。
 

2019年8月1日(木) かわフェスタに出展


7月最後の週末に、井の頭恩賜公園野外ステージ前で“かわフェスタ”が開催されました。
東京都建設局河川部が河川愛護月間に開催しているかわフェスタ。井の頭池が神田川の源流というつながりもあり、井の頭かいぼり隊が「井の頭の水辺」ブースを毎年出展しています。
 
エビなどを展示した大水槽

ブースでは、池の現状やかいぼりの成果について水槽での生きもの展示やパネル、かいぼり隊による解説などを行いました。
 
解説にも熱がこもります

来場者の最大の関心事は水草でした。数種類の水草を展示していたところ注目が集まり、「水面に繁茂している水草はどれですか?」など多くの質問があったほか、2回目のかいぼり後、約60年ぶりに確認されたイノカシラフラスコモをじっくりと観察する方もたくさんいらっしゃいました。
 
当日は“井の頭池ちょこっとウォッチング”も開催し、7月のテーマ「水草」を中心に池の生きもの観察をしたり、水辺環境を豊かにする取組についてご案内しました。
 
浅場整備の取組について解説[提供:井の頭かいぼり隊]

自然観察にとどまらないこの企画では、熱心な質問をされる参加者が多くリピーターの方もいて、井の頭池への関心の高さを感じました。
「井の頭池ちょこっとウォッチング」は、今後も毎月開催します。次回は8月17日(土)、テーマはトンボです。
 
園内ポスターや東京都のサイトにて告知中!

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192