平成9年の気候の特徴は、高温で少雨、多照傾向となった。冬から春は、高温、多照傾向。夏は高温、梅雨期間は少雨でその他は多雨、多照傾向。秋は、中頃が多雨でその前後は少雨、気温や日照は平年並みを推移。初冬は、降水は平年並みで、高温、寡照傾向となった。
年平均気温は、三宅島・八丈島が平年よりやや多角、東京ではかなり高かった。
年降水量は、東京が平年並み、八丈島でやや少なく、三宅島ではかなり少なかった。
年日照時間は、八丈島が平年並、東京・三宅島でかなり多かった。
平成9年の降雨量は、気象庁東京管区気象台・東京観測所(千代田区大手町)によると1,302.0mmであり、平年値(平年値とは、昭和36年から平成2年までの30年間の平均値であり、1,405.0mmである)の約93%程度の雨量である。
東京地方では大雨や台風による被害が数回にわたって起こった。
都における水害被害(一般資産被害)は4月7日、5月21日、5月24日、6月6日、6月20日、7月17日、8月23日、9月3日、11月7日の9回であった。このうち、11月7日は小笠原での被害であった。 |