昭和55年水害概要
 

 ○ 昭和55年水害
昭和55年の降雨量は気象庁東京管区気象台、東京観測所によると1,577mmで平年(1,503mm)を少し上回る程度であった。
このような状況の中で55年における水害は8月15日の集中豪雨と9月10日の台風13号による水害であった。8月15日は集中豪雨により文京区において184棟の内水被害が発生した。また9月10日は台風13号により足立区、武蔵村山市で内水、大田区で用水の溢水により合せて87棟の被害が発生した。このほか9月24〜27日の集中豪雨、10月14日の台風19号により、島しょで公共土木施設被害が発生した。
本資料は河川行政に必要な資料として建設省から毎年調査を依頼され実施している「水害統計調査」をもとに、都で観測している雨量、水位及び気象庁の速報天気図等を参考に昭和54、55年の全水害を収録したものである。又水害統計調査にさいし御協力をいただいた関係者の方々に深甚なる謝意を表わすと共に今後共より一層の御協力をお願い申し上げる次第である。

昭和55年水害一覧
月日 原因 一般資産被害 公共土木
施設被害
公益事業
等被害
浸水面積
(ha)
浸水棟数(棟) 合計
(棟)
床下 床上 半壊
8月15日 集中豪雨 1.10 181 3 0 184    
9月10日 台風13号 11.20 85 2 0 87    
9月24日 集中豪雨 0.00 0 0 0 0  
10月14日 台風19号 0.00 0 0 0 0  
合計   12.30 266 5 0 271