昭和58年水害概要
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昭和58年の降雨量は,気象庁東京管区気象台・東京観測所(千代田区大手町)によると,1,340.5mmでほぼ平年並であった。(平年とは,昭和26年から昭和55年までの30年間の平均値であり,平均値は1,460.2mmである。)
都における水害被害回数は5回となっている。(過去5ヶ年は,53年2回,54年9回,55年2回,56年4回,57年7回)被害面積786.6/ha,被害棟数9,179棟であった。(昭和49年から昭和57年までの9年間の平均は,被害面積843,5ha,被害棟数15,331棟である。)
昭和58年の水害は,主なものは6月10日の集中豪雨で雨量は葛飾で49.5mm/h,越後山橋で44.0mm/h,東京で38.0mm/hを記録した。このため文京区・足立区・葛飾区を中心に内水被害をもたらし被害面積694.3ha,被害棟数8,807棟に及んだ。また10月3日に三宅島で憤火があり,公共土木施設被害は17億円を越えた。
本資料は,河川行政に必要な資料として建設省から毎年調査を依頼され実施している「水害統計調査」をもとに都で観測している雨量・水位及び気象庁の速報天気図等を参考に全水害を収録したものである。
又,水害統計調査にさいし御協力をいただいた関係者の方々に深甚なる謝意を表わすと共により一層の御協力をお願い申し上げる次第である。
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昭和58年水害一覧 |
月日 |
原因 |
一般資産被害 |
公共土木
施設被害 |
公益事業
等被害 |
浸水面積
(ha) |
浸水棟数(棟) |
合計
(棟) |
床下 |
床上 |
半壊 |
6月10日 |
集中豪雨 |
694.30 |
8,376 |
431 |
0 |
8,807 |
○ |
○ |
7月9日 |
集中豪雨 |
2.30 |
90 |
11 |
0 |
101 |
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8月9日 |
集中豪雨 |
5.30 |
17 |
0 |
0 |
17 |
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8月16日 |
台風5号 |
8.00 |
65 |
1 |
0 |
66 |
○ |
○ |
9月1日 |
集中豪雨 |
76.70 |
184 |
4 |
0 |
188 |
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9月27日 |
土石流 |
0.00 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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○ |
10月3日 |
噴火 |
0.00 |
0 |
0 |
0 |
0 |
○ |
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10月10日 |
台風13号 |
0.00 |
0 |
0 |
0 |
0 |
○ |
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合計 |
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786.60 |
8,732 |
447 |
0 |
9,179 |
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