井の頭池だより28 12月

2016年12月22日(木)

1年の締めくくり。慰霊祭とワナの片付け
 
12月18日(日)、かいぼり隊が西部公園緑地事務所の敷地内で慰霊祭を行いました。祭壇にお花や果物などを供え、今年駆除した外来生物と外来生物によっていなくなってしまった在来生物の冥福を祈りました。
祭壇に線香をあげて手を合わせました
その後、今年最後の水生生物捕獲調査に行きました。池の水温は6℃。さすがに長時間池に入っていると寒くなってしまいました。
水は冷たいですが、池の透明度が高く池底がよく見えました
併せて5月から池で使っていた140個のワナをすべて引き揚げ、キレイに洗って乾かしました。そして、また来年も使えるように、破れた部分の補修も行いました。
ワナを解体し、高圧洗浄機で一気にピカピカ
黄色い浮きはやさしく手洗い。マンゴー売りの人たちではない
補修もぬかりなく。女子力高い!縫い物マスターたちが活躍
平成25年度と27年度のかいぼりを経て、井の頭池では在来生物が著しく回復しました。一方、今年は飼育されていたと思われる捨てペットも池で見つかっています。井の頭池を在来生物の豊かな水辺にしていくために、来年は普及啓発活動にもっと力を入れていこう!と思います。
 
かいぼり隊の水生生物捕獲調査は来年3月に再開予定です。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

2016年12月9日(金)

井の頭池 生きもの博winter開催

12月3日(土)に「かいぼり後の井の頭池 生きもの博winter」、通称“池博”を開催しました。
色付く紅葉と“かいつぶりくん”のコラボ!
7月以来2回目となるこのイベントでは、現在の井の頭池の生きものたちの様子を多くの来園者に知ってもらうため、当日池で捕れた生きものや、かいぼり後に復活した水草の展示を行いました。普段はなかなか見られない水の中の生きものたちに、来園者のみなさんは興味津々のようでした。
テントは大賑わい。みなさんじっと水槽を見つめています!
今年たくさん出会える在来魚たち。キラキラ!
この日も注目度ナンバーワンは、イノカシラフラスコモ。「(展示されると聞いて)実物を見に来ました!」と言う方がいたほどで、少しずつではありますが認知度が上がってきているように感じました。
話題のイノカシラフラスコモ、今年最後のお目見えでした!
井の頭100祭で好評だった体験イベント『チョコッとかいぼり隊』も午前と午後の2回実施しました。かいぼり隊と一緒にアメリカザリガニ防除用のワナを引き揚げるこのイベント、今回も定員に達するほど大盛況。これを楽しみに遠方から来られた方もいらっしゃいました。
かいぼり隊がサポートしながら、ワナをひきあげていく参加者たち。「これなんていう生きもの?」「池にはこういう生きものがいるんだ!」と大興奮の様子でした。
長い棒を使ってワナを陸から引き揚げます
「次はあそこにあるワナをとってみよう!」
最後はかいぼり隊が池の生きものについて解説しました
今年のアメリカザリガニの防除活動はこの日で一旦終了ですが、来年もまた実施予定です。お楽しみに!

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192
ページトップへ戻る