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イキモノのイキな話 61
アズマヒキガエルのイラスト
『アズマヒキガエルの繁殖』
井の頭自然文化園  児玉 雅章
  アズマヒキガエルは、都内の街中でも見かけることのあるカエルで、ガマガエルとも呼ばれます。東京での繁殖期は2〜3月で、公園や学校、民家の池などに、その周辺でくらすカエルが集まって産卵します。最初に池にやってくるのはオス。少し遅れてメスが集まってきますが、ふつうメスはオスより少ないので、オス同士でメスの奪い合いが始まります。オスはメスの上に乗り、前脚でしっかりと抱えてペアになろうとしますが、そこに他のオスが群がって、団子状になることもあります。先にいたオスは後ろからきたオスに、後ろ脚の“蹴り"で必死に抵抗します。ペアができると、上に乗ったオスに促されるようにメスの産卵が始まり、うどんのように長く、つながった卵を産みます。カエルが池に姿を現してから、1週間ほどの短い期間で産卵は終わります。
 井の頭自然文化園水生物館では、昨年1月に動物園水族館では初めて水槽内での繁殖に成功し、12月には2回目の産卵がありました。卵は1週間ほどで孵化して小さなオタマジャクシとなり、今のところ順調に育っています。

アズマヒキガエルのペア カエル合戦
【アズマヒキガエルのペア】 【カエル合戦】


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ライオンの 赤ちゃん
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 2010年10月23日にライオンの赤ちゃん4頭が誕生し、元気に成長中! かわいい赤ちゃんたちに会いに来てください。
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