井の頭池だより30 4月

2018年4月25日(水)

再開しました! 水生生物モニタリング

井の頭池の魚やエビの生息状況を把握するために、2014年4月から水生生物モニタリング調査を行っています。在来種や外来種の生息状況データは、井の頭池の自然再生のためにどんな作業が必要なのかを検討する材料になります。
この冬のかいぼりで池がどんな変化を見せるのかが楽しみなこの春、張網によるモニタリングを再開しました。

モニタリングと同時に、アメリカザリガニ防除活動も再開しました。まずはワナの補修と、対策強化のためのワナ追加製作。ワナには、カメのように肺呼吸する生きものが入った場合に備えて、水面まで出られるように長網を取り付けています。ワナ1個につき2mを縫う作業が延々と続きましたが、かいぼり隊が漁師のように作り上げました。

漁師村での道具の準備
池にはすでに、ドーム状の黒いワナと筒状のワナを設置しています。アメリカザリガニが構造物の暗所に隠れる性質を利用しており、週2回、獲物の回収と再設置をします。
池全体に200ワナ!
かいぼり29によってブルーギルは根絶できたのか。在来種は順調に増殖していくのか。これからの調査結果が楽しみです。
週末の作業日を中心に、池畔に小さな水槽を並べて普及啓発活動を行う予定もあります。ぜひお立ち寄りください。
ヒメガマの若葉が揺れ、とても気持ちのよい光景

お問い合わせ

建設局西部公園緑地事務所 工事課 0422-47-0192
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