河川の整備・維持

河川護岸等の整備

 当事務所の管内には、隅田川、神田川、古川等、計8河川が流れています。河川整備は、伊勢湾台風(昭和34年9月)級の高潮に対応する防潮堤整備の高潮対策事業と1時間50ミリメートル程度の降雨に対応できる護岸整備の中小河川整備事業に分けられます。このうち、高潮対策事業区間は、一部を除き高さは確保されています。中小河川整備事業区間は、神田川の小石川橋から船河原橋間(整備済)と古川の赤羽橋から天現寺橋までとなります。古川は、大正から昭和初期に護岸改修されましたが、老朽化が進んでいるため河川の再生を目指し、護岸整備を行っています。

主な事業

【古川護岸整備】(中小河川整備)
 古川は、護岸が老朽化している上、管理用通路がなく、抜本的な対策が遅れていました。また、屈曲部などではたびたび水害が発生しています。このため、平成10年度から整備を進め、これまでに新広尾公園など公園整備と一体化した拠点的な護岸整備を5地区において実施しました。このほか、亀屋橋から天現寺橋、四之橋上流区間、一之橋から小山橋区間において整備を実施しました。事業箇所は、一之橋公園橋から一之橋区間及び、五之橋上流から亀屋橋区間です。今後は、古川地下調節池の供用開始を踏まえて、順次護岸整備を進めていきます。

(担当:工事課河川設計担当 電話:03-3542-1294)

  • 狸橋付近の写真
    狸橋付近
  • 四之橋付近の写真
    四之橋付近

【古川地下調節池整備】
 古川は、上記に記述したように護岸整備を進めていますが、近年の激しい集中豪雨や屈曲部による洪水被害への対策として、護岸整備と併行して、洪水ピ-ク時における河川の水を一時的に貯留させることを目的とした地下調節池を整備しています。地下調節池は、都市化が進んだ現在の流域において、河道の流下能力と併せて、1時間50ミリメートル程度の降雨に確実に対応できる施設として整備するものです。平成20年度から事業に着手し、平成25年度までに調節池トンネルが完成しました。引き続き、取水施設、排水施設にて建築・設備工事等を行い、平成27年度末取水開始、及び平成29年度末事業完了を目指しています。
古川地下調節池のパンフレット[1932KB]

(担当:工事課古川地下調節池整備担当 電話:03-3542-0744)

  • 完成した調節池トンネル
  • 取水施設の工事現場状況

河川環境整備

 緑あふれる東京の再生を目指し、「緑の東京10年プロジェクト」として、水辺空間の緑化を河川環境整備として進めています。

主な事業

【亀島川緑化】
 亀島川は、亀島川水門と日本橋水門により、高潮対策として安全確保され、耐震化と親水性の配慮したテラス式の護岸が整備された河川です。都市の貴重なオープンスペースである水辺空間のテラス部や護岸壁面を緑化し、ヒートアイランド現象の緩和を図るとともに、生物の多様性を図るため生息・移動空間を確保し、魅力ある河川環境整備を目指しています。平成22年度に霊岸橋下流右岸、平成23年度に新亀島橋下流左岸、平成24年度は、亀島川下流右岸、平成26年度は、高橋下流、平成27年度は、新亀島橋下流右岸で緑化工事を実施しました。

(担当:工事課河川設計担当 電話:03-3542-1294)

緑化の状況(高橋、亀島橋間)

河川の維持

 当事務所が、直接維持管理を行っている河川は、隅田川の中央区の区間のみで、(その他の河川については、条例に基づき特別区が維持管理を行っています。)この区間の防潮堤、管理通路等の維持補修や清掃、テラス護岸の維持補修工事を行っています。
 隅田川テラスにおいては、平成5年頃から路上生活者の仮設テント等による不法占拠が目立つようになったため、地元区、警察署の協力のもとに特別清掃を定期的に行っています。
 そのほか、河川しゅんせつ、河川水面清掃の事業を行っていますが、両事業とも当事務所の本来の所管にとらわれず、23区内のほぼ全域を対象としています。なお、両事業とも建設局においては、当事務所だけで実施しています。

主な事業

【河川しゅんせつ】
 河川しゅんせつは、川底の堆積土砂やヘドロを取り除くことにより、

  • 川を浄化し、悪臭の発生などを低減して環境改善を図る
  • 洪水を流すために必要な川の断面積を確保する
  • 船が安全に航行するための水深を確保する
  • 防災船着場の機能を維持する

ことなどを目的に行っています。

対象範囲
 東京23区部の河川のうち、27河川・約130キロ [39KB]PDF(別ウインドウで開く)をしゅんせつ事業の対象としています。

しゅんせつ工事の流れ [1,097KB]PDF(別ウインドウで開く)
 しゅんせつ船で川底の土砂を掘削し、掘削した土砂を東京湾の中央防波堤外側にある新海面処分場へ運搬しています。

隅田川のしゅんせつの写真
隅田川のしゅんせつ

しゅんせつ工事実績(平成28年度)
 隅田川、新河岸川、日本橋川、葛西臨海公園防災船着場(葛西海岸)の3河川1海岸6箇所でしゅんせつ工事を行いました。これらの工事の合計で、延長は約 1,530メートル、掘削する土の量は約 98,810 立方メートルになります。

(担当:工事課浚渫工事担当 電話:03-3542-1300)

【河川水面清掃】
 河川水面清掃とは、河川における衛生的環境の確保と美観の保持を図ることを目的に、対象範囲内において、河川水面に浮遊するごみ、死魚と動物死骸等の回収物を作業船により収集・処分する作業です。

写真 隅田川蔵前橋付近清掃風景
隅田川 蔵前橋付近
対象範囲 [185KB]PDF(別ウインドウで開く)
 船舶の航行が可能な隅田川、神田川など、30河川、109キロメートルを対象としています。
回収物 [80KB]PDF(別ウインドウで開く)
 草木、カップ麺や弁当容器、ペットボトル等の浮遊ごみ、死魚、動物の死骸を回収しています。
作業船 [124KB]PDF(別ウインドウで開く)
 清掃船(11隻)、運搬船(1隻)、台船(9隻)など、大小21隻の船舶により行なわれています。
収集・処分 [111KB]PDF(別ウインドウで開く)
 基地で運搬船に集約され、中央防波堤内側で陸揚げされた後、廃棄物として処分されます。
作業 [98KB]PDF(別ウインドウで開く)
 厩橋分室(台東区)、潮見分室(江東区)を基地として、原則年末年始を除く月曜日から土曜日まで毎日実施しています。

(担当:工事課浚渫工事担当 電話:03-3542-1300)

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