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道路の緑化

 道路の緑には、人にうるおいや安らぎを与えるほか、都市環境の改善、美しい都市景観の創出、生態系の保全、安全で円滑な交通への寄与など、様々な役割があります。
 これらの道路の緑の役割が最大限に発揮できるよう、東京都では、都道の緑の維持管理や整備を行っています。
 東京都が管理する街路樹の本数は約65万本、植樹帯や道路緑地の面積は約230haです。(令和5年4月1日現在)

  • 絵画館前 イチョウ
  • 迎賓館前 ユリノキ

街路樹の充実(質の向上)

 平成20年度から開始した「街路樹の充実事業(街路樹100万本計画)」により、グリーンロードネットワークの充実に向け、街路樹の植栽を進め、予定通り平成27年度末に目標を達成しました。
 その後は、これまで整備した街路樹について、その生育段階に合わせたきめ細やかな維持管理を行うことにより、街路樹の健全な育成を行い、成熟した都市にふさわしい潤いのある道路環境の整備・管理に取り組んでいます。
 併せて、東京2020大会に向け、観覧者を夏の厳しい暑さから守るため、大会競技場周辺やマラソンコースを中心に、街路樹による緑陰確保に向けた計画的な剪定を実施しました。この取組みを大会レガシーとして、令和4年度からは大会関連路線のほか、その他の路線も含めて街路樹による緑陰確保の取組を進めています。

東京の街路樹の紹介ページへ

街路樹の充実事業事例

主なグリーンロード・ネットワーク 立川昭島線 新小金井街道 新宿副都心4号線 槍原街道 多摩ニュータウン通り 蔵前橋通り
主なグリーンロード・ネットワーク

街路樹の防災機能強化 ~街路樹診断事業~

 街路樹診断は活力の衰えた樹木や倒木などの危険性がある樹木を早期に発見して適切な処置を施すことにより、樹木の健全な育成を図り、樹木による事故を防止することを目的に実施しています。街路樹診断のマニュアルを作成し、都内国道事務所や区市町村にも提供して連携を図っています。
 平成24年度から令和2年度までの期間は「大径木再生整備事業」として、防災上重要な路線において、街路樹防災診断を実施しました。令和3年度からは、台風による倒木などを防止して防災機能強化を図るために、街路樹診断事業を継続して実施しています。

  • 台風で倒れ、道路をふさぐ街路樹
  • 災害に強く、美しい街路樹

街路樹への水やりにご協力をお願いします

 街路樹は、夏の暑い日差しを遮り木かげを提供したり、四季の移り変わりを知らせてくれたりするなど、様々なはたらきを持っており、都市で生活する私たちにとって、身近な緑の1つです。
 そんな街路樹ですが、道路空間という限られた生育空間の中で、懸命に根や枝葉を伸ばし、生育に必要な水分や養分を得て生きています。夏場は土壌の水分が不足し、街路樹の生育にダメージを与えるおそれがあります。
 東京都でも日々の管理の中で水まきをおこなっていきますが、風呂の残り湯や米のとぎ汁などの余り水で構いませんので、街路樹への水やりにご協力くださいますようお願いいたします。

木かげをつくる街路樹

お問い合わせ

東京都建設局公園緑地部計画課 道路緑化計画担当
03-5320-5373

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