第1回議事録

開催日時  平成19年3月9日(金)14:00~16:00
開催場所  東京都第五建設事務所合同庁舎 1階 大会議室

第1回隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会 会議風景

議事

江東治水事務所長の挨拶

 第1回隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会開催に当たり、江東治水事務所の森田所長より「河川整備は安全を確保しつつ豊かな水辺をつくるという重要な事業であり、私たちは息の長い整備を進めていくことを心掛けています。今回の流域連絡会では設置要綱の所掌事項に「河川の環境と歴史や文化」という項目を入れさせて頂きました。息の長くそして持続する志を持って河川整備に取り組んでいくためには面白みが必要です。面白みを感じてやっていくには、隅田川の歴史や文化を問い、整備を進めていかなければ充実したものにはなりません。今回の流域連絡会は、行政に関わる計画、工事、管理等だけではなく、隅田川の歴史や文化の古さについても意見交換して頂き、今後の具体的な整備の礎となればと思っています。」との挨拶がありました。

隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会の設置要綱及び運営要領について

 隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会の設置要綱及び運営要領について事務局より説明があり、了承が得られました。

座長・副座長の選出

 隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会の設置要綱に基づき、座長及び副座長を事務局の推薦により選出し、委員の皆様に了承を頂きました。
 座長には東京都江東治水事務所高潮工事課長の阿久津委員、副座長には足立区土木部参事の斑目委員がそれぞれ選出されました。

隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会の今後の工程(案)について

 今後の工程(案)として「隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会では平成21年2月までに今回を含め7回の流域連絡会の開催を予定しています。」との報告が事務局よりあり、了承が得られました。
 また、「今後の流域連絡会を円滑に進めるためには委員の皆様に実際に隅田川を見学して頂き、感想やご意見を頂く必要があると考えております。そこで、第2回の流域連絡会については、船や車及び徒歩により、隅田川の整備が済んでいる代表的な地点や、今現在整備が進められている地点などの現場見学会を実施することを予定しています。」との報告がありました。

質疑応答

  • 都民委員の皆様から隅田川や流域連絡会の運営に関して、積極的な意見、要望などが出され、議論が交わされました。
  • 〔都民委員〕本流域連絡会は隅田川の白鬚橋上流を対象に行われるものですが、なぜ隅田川全川を対象とするのではなく、このように上流に限定することになったのでしょうか。
  • 〔東京都〕これまでの第1、2期の隅田川流域連絡会では隅田川全体を対象に行ってきましたが、主な検討は下流についてでした。現在は下流の整備もほぼ終っているため、これまであまり検討されなかった上流について意見交換をさせて頂ければと思います。
  • 〔都民委員〕隅田川の流域とはどこからどこまでのことを言うのでしょうか。
  • 〔東京都〕基本的には河川法での隅田川の延長となっている河口から岩淵までの区間が隅田川となります。本流域連絡会については白鬚橋から上流のエリアに限定しております。
  • 〔都民委員〕隅田川は地震が発生した場合の物資輸送ルートとして有効であると思いますが、地震等の緊急時における計画等はあるのでしょうか。
  • 〔東京都〕防災船着場については河川部で計画を作成しています。給水等、水道に関する件については水道局が緊急時の計画を作成しております。防災に関しては防災対策本部があり、ここで防災計画を作成しております。
  • 〔都民委員〕現在、水上バスが運行していますが、常時運行しているわけではありません。街中を走っているバスのように簡単に利用できるような計画はあるのでしょうか。
  • 〔東京都〕現在のところ、3隻の船がありますが、隻数の増加、運行に関する計画はありません。
  • 〔都民委員〕白鬚東地区の河川環境が路上生活者によって損なわれていると思います。改善に向けての検討を行って頂きたい。
  • 〔東京都〕路上生活者については、人権問題、福祉関係等の問題もあり、関係部署と連帯して移動のお願いをしています。改善に向け引き続き努力します。
  • 白鬚西地区(水神大橋上流)のスーパー堤防
  • 白鬚西地区(千住汐入大橋下流)のスーパー堤防
  • 事務局では、今後も委員の皆様のご要望を伺いながら、説明と意見交換を進めていきたいと考えております。次回は、6月21日(木)の午後に現場見学会を実施する予定です。

降雨時に役立つ情報

事業別に見る