第2回議事録

開催日時
 (船上視察)平成19年6月21日(木)13:30~16:00
 (陸上視察)平成19年9月20日(木)13:25~16:40

開催場所
 (船上視察)隅田川(河口~岩淵水門)及び荒川(岩淵水門~隅田水門)
 (陸上視察)隅田川:新田地区(新豊橋)~宮城地区(豊島橋)~白鬚東・西地区(千住汐入大橋~水神大橋)


委員の皆様に実際に隅田川を視察して頂き、今後の会議の円滑化を図るために、第2回隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会として現地視察会を実施しました。

第2回隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会 現地視察風景

議事

船による河川視察

 6月21日(木)に両国の発着場を都の河川巡視船「つきじ」「ちどり」の2隻に分乗して河口を目指して出発し、築地市場付近にてUターンし上流へ向かいました。船内からスーパー堤防の整備状況や水上からの河川景観などを視察するとともに、事務局からは既存防潮堤の建設過程や吾妻橋下流部の修景(地下鉄の湧水を利用した水辺)、白鬚橋付近を境とした隅田川上流部の特徴(湾曲が多く川幅が狭い)と下流部の状況や沿川地域の違いなどについての説明をいたしました。また、都民委員からは、住んでおられる地域の過去の水害や水辺の生き物についてお話をいただいたほか、河川区域の話しや国と都の河川管理上の役割区分、堤体への植樹など専門的な内容についても活発に意見交換を行いました。

  • 乗船前の説明風景(両国発着場)
  • 乗船時の風景(両国発着場)

マイクロバス及び徒歩による現地視察

 9月20日(木)に北区役所をマイクロバスで出発し、流域連絡会の対象区間である隅田川の白鬚橋上流の区間を車内及び徒歩にて視察するとともに、それぞれ現地にて事務局より河川の現状や整備についての説明をいたしました。

現地視察実施地点

  • 新田地区
     新豊橋上流部の状況や下流部のスーパー堤防及び緩傾斜堤防の視察
  • 宮城地区
     平成18年度に完成した緩傾斜堤防、新豊橋の上流部及び下流部の視察
  • 白鬚東・西地区
     千住汐入大橋から水神大橋の区間の施工状況や植栽、再開発公園との関係の視察
  • 現地視察風景(豊島橋付近)
  • 現地視察風景(水神大橋付近)

質疑応答

視察後の会議

 9月20日の現地視察後に、白鬚西地区事務所にて会議を行い、江東治水事務所長より「平成9年の河川法改正を受け、今後の河川整備の在り方や管理の在り方について、河川管理者のみではなく、流域住民の方々からも本来在るべき河川の姿や管理の在り方について意見を頂き、河川行政に生かしていくという趣旨の基に、本流域連絡会は発足しました。本流域連絡会以外にも石神井川や野川等でも同様の流域連絡会を行い、都民の皆様から貴重なご意見を頂き、河川の設計、工事、管理に活かしております。連絡会の年間の開催回数は少ないのですが、非常に貴重な時間でありますので、都民委員、行政委員の皆様から頂いた意見を今後の河川の設計等に活かしていきたいを考えています。」との挨拶がありました。
 また、都民委員の方からは、スーパー堤防整備等に係わる種々の要望が出されました。

  • 〔要望〕白鬚橋の西側は綺麗な堤防で整備されているが、対岸の白鬚東地区は一部しか整備されていない状態である。地域住民としては左岸側についても堤防整備をして欲しい。
  • 〔要望〕スーパー堤防について、船着場や入り江的なものを造って欲しい。
  • 〔要望〕テラス整備と共に堤内地の整備を行って欲しい。
  • 〔要望〕テラスの未整備区間の修景、整備を行って欲しい。また、隅田川の上流の新河岸川も合わせて整備をして頂きたい。
  • 事務局では、今後も委員の皆様のご要望を伺いながら、説明と意見交換を進めていきたいと考えております。次回は、11月中旬に実施する予定です。

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