第2期第4回議事録

開催日時 平成22年3月12日(金)15時~17時30分
開催場所 東京都江東治水事務所(第五建設事務所合同庁舎)インフォメーションセンター

平成22年3月12日(金)、第2期第4回「隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会」が開催されました。
都民委員11名、行政委員12名が出席し、主に前回視察した隅田川のテラス等について、修景と整備の方向性について、話し合いました。

第4回流域連絡会・会議風景

議事概要

第3回流域連絡会にて、整備計画地を見学し、アンケートで意見をお伺いした。その集計結果に基づいて事務局案及びその採用理由についての説明がされました。

[1]堀船四丁目地区

当該地区は、「修景テラス型」(隅田川テラス整備指針)として、人の通行を主目的とした整備を行います。

  • 【アンケート項目】
    • 舗装(材料、整備内容)
    • 転落防止柵(素材、色等)
    • 防潮堤の壁面修景
    • 休憩施設(種類等)
    • テラス床面の緑化
事務局案のイメージ図1
【事務局案】
※このイメージ図は、都民委員の意見に基づいて作成した事務局案である。

[2]西尾久六丁目地区

当該地区は、「憩いと集いの水辺型」(隅田川テラス整備指針)として、スーパー堤防や防災船着場(水上バス発着)があり、広場的な利用やネットワーク上の結節点として、水辺の賑わいの拠点となる整備を行います。

  • 【アンケート項目】
    • 舗装(材料、整備内容)
    • 転落防止柵(素材、色等)
    • 防潮堤の壁面修景
    • 休憩施設(種類等)
    • テラス床面の緑化
事務局案のイメージ図2
【事務局案】
※このイメージ図は、都民委員の意見に基づいて作成した事務局案である。

西尾久三丁目地区

西尾久3丁目地区については、荒川区でスーパー堤防地区の整備計画を策定中であるため、テラスの整備の方向性のみを整理しました。
都民委員の意見を受けて、テラスは、「親水テラスとして、一般利用者が水辺に近づける箇所と、環境教育的に活用し一般利用を制限する箇所を区分する」、「環境教育利用範囲外も緑化する」という整備の方向性となりました。

質疑応答

  • 堀船四丁目地区について、次のような意見が出されました。

(意見)防潮堤壁面は塗装では落書きの心配です。落書防止塗装も他で実施例があるが、結局は消し切れていません。落書きされないような工夫が必要です。例えば、ツタ植物を防潮堤上部から垂らすことはできないでしょうか。北側ということでツタ植物の生育が全面的に難しいならば、実験的に実施してみてはいかがでしょうか。

(東京都)防潮堤上部からツタ植物を垂らす場合は、提内地側に植栽することになります。周辺に住む方がいやがる場合もあるため、実施はむずかしいのが実状です。北側でも生育するツタ植物を調べて、部分的に実験することも検討してみたいと思います。

  • 西尾久六丁目地区について、次のような意見が出されました。

(意見)この地区で斜路を整備することは難しいと思うが、東京都の意見はどうでしょうか。

(東京都)防潮堤の高さを考慮して斜路を整備すると延長が約50m程度になります。また、上流地区には既に3箇所の斜路がある。治水面や既存の斜路の設置間隔を考慮すると、西尾久6丁目地区の整備は難しいと考えます。

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