第６回議事録

開催日時　平成２０年１１月５日（水）１４：００～１６：００
開催場所　東京都江東治水事務所（東京都第五建設事務所合同庁舎１階会議室）

平成２０年１１月５日（水）に第６回隅田川（白鬚橋上流）流域連絡会が行われました。
都民委員１０名、行政委員９名が出席し、隅田川（白鬚東地区）の現況と修景整備提案箇所のパースに関する意見交換が行われました。

• 第五建設事務所より隅田川（白鬚東地区）の現況報告が行われました。主な内容は以下のとおりです。
  • 今年８月と１０月２７日の調査結果より、相生橋～竪川水門、竪川水門～白鬚橋の区間については、仮小屋数の増減はありませんでした。
  • 白鬚橋～水神大橋の区間では３戸減、水神大橋～綾瀬橋の区間では１戸減となりました。

第六建設事務所より隅田川花火大会への質問に対する回答が行われました。質問内容と回答は以下のとおりです。
（質問）隅田川花火大会において水神大橋上流まで設置する防護柵は過保護・過剰であると思います。この工事に伴う費用・防護柵の延長はどの程度なのか教えて下さい。
（回答）白鬚橋と水神大橋間の防護柵の延長は１,０５７ｍです。尚、防護柵は見物者の安全確保のため、所轄の南千住警察署からの要請により設置しているものです。

事務局より修景整備提案箇所の整備方針に対する事務局案及びその採用理由についての説明と事務局案のパースが提示されました。
各修景整備提案箇所のパースは以下のとおりです。

隅田川（白鬚東地区）現況報告、修景整備提案箇所におけるパース作成過程の説明とパースの仕上げに対する質疑応答が行われました。主な内容は以下のとおりです。

（意見）仮小屋数が減少しているとの報告がありましたが、減少した理由とホームレス対策の今後の見通しはどのようになっているのか伺いたい。

（東京都）水神大橋～綾瀬橋間の１戸減は死亡、白鬚橋～水神大橋間の３戸減は行方不明、居なくなったので仮小屋を撤去したためです。今後の見通しとして は、地域生活移行支援事業が終了したことにより大幅は減少は難しいと思われますが、墨田区さん等の応援を頂き、生活保護支援の説得を続けていきたいと思っ ています。また、近々では生活保護の受給に３名が同意しており、今後は治水の工事等も利用しながら、ホームレス対策を行っていきたいと思っています。

（意見）白鬚上流右岸側の擁壁の落書きはいつになったら消されるのでしょうか。

（東京都）近々、消すことになっています。

（意見）水神大橋上流のヨシが折られたり、切られたりする被害が出ています。警備の方が巡回しているとのことなので、見つけたら１１０番をして、検挙して欲しい。

（東京都）警備の方々は基本的にホームレス対策として巡回しております。情報提供ということで見つけたら１１０番する等が可能か、至急検討します。

（意見）ホームレス対策の一環として白鬚東地区に停泊場（船着場）を設けることはできないのでしょうか。水神大橋の袂の更地を利用して出来ないのでしょうか。

（東京都）防災船着場は災害時、幹線道路の傍、水運から陸運の連続性、病院への搬送の容易性等考慮して整備を行っております。現時点の計画の考え方では当地点に船着場を設けることは難しいと思います。

（意見）修景整備提案箇所には船着場は無いのでしょうか。また、街灯・防犯灯等の照明の設置、水飲み場やトイレは設置しないのでしょうか。

（東京都）修景整備提案箇所は防災船着場の計画地として指定されていませんので、現時点では考慮していません。また、照明・水飲み場・トイレは河川施設ではありませんので、提案させて頂いておりません。

（意見）隅田川の水を取り入れる場合のゴミ対策はどのように考えていますか。

（東京都）ゴミ対策については詳細設計の段階で考えたいと思います。

（意見）新田橋～新神谷橋左岸地区のウッドデッキは砂洲に近すぎるので、野鳥が砂洲に近づいて来ないと思います。ウッドデッキは砂洲の前面ではなく、砂洲の端の方に設置したほうが良いと思います。

（東京都）そのように修正します。

事務局より、最終資料（報告）として、「隅田川（白鬚橋上流）流域連絡会の報告（案）」について説明が行われ、了承が得られました。

• 事務局では、今後も委員の皆様のご要望を伺いながら、説明と意見交換を進めていきたいと考えております。次回は、２月中旬に実施する予定です。