第7回議事録

開催日時 平成21年2月26日(木)14:00~16:30
開催場所 東京都江東治水事務所(東京都第五建設事務所合同庁舎1階会議室)

平成21年2月26日(木)に第7回隅田川(白鬚橋上流)流域連絡会が行われました。
都民委員8名、行政委員10名が出席し、隅田川(白鬚東地区)の現況と修景整備箇所のパース及び今期の流域連絡会のまとめに関する意見交換が行われました。

(会議の様子)

議事概要

隅田川(白鬚東地区)現況報告(第五建設事務所)

  • 第五建設事務所より隅田川(白鬚東地区)の現況報告が行われました。主な内容は以下のとおりです。
    • 今年1月に行った仮小屋数の調査では、白鬚橋~水神大橋で74戸、水神大橋~綾瀬橋で31戸、合計105戸となり、平成20年8月の前回調査から10戸減となっています。
    • 平成19年2月時と比較すると約1/3程度に減少しており、これは地域生活移行支援事業によるものが大きい。

前回流域連絡会での質問について

隅田川の管理用通路について(第六建設事務所)

第六建設事務所より隅田川の管理用通路に関する質問の回答が行われました。質問内容と回答は以下のとおりです。
(質問1)現在、小台地区の管理用通路を塞いでいる企業の撤退後の管理用通路整備について。
(回答)撤退した後は、通れるような形で整備を進めて行きたいと思う。
(質問2)ヨシが折られる等の被害を防止する為、ホームレス対策の巡回警備委託を受注している警備会社に協力を要請できないか。
(回答)そのような行為を行っている者を見かければ注意、事務所へ連絡する等の指導を行っています。
(質問3)小台橋から荒川商業高校沿いの管理用通路は高くて川が見えるが、そこから先が低く川が見えないことについて。
(回答)今後、スーパー堤防の整備を進めて行く中で川を眺められるような整備を検討して行きたいと思う。

白鬚東地区の防災船着場について(東京都河川部)

東京都河川部より白鬚東地区の防災船着場への質問に対する回答が行われました。質問内容と回答は以下のとおりです。
(質問)白鬚東地区に防災船着場を設置することは出来ないのでしょうか。
(回答)現在、防災船着場の配置計画の見直しの検討を行っておりますが、墨田区との調整により今回は荒川に1箇所設置する形で進んでいます。

流域連絡会「第1期のまとめ」(案)について(事務局)

流域連絡会「第1期のまとめ(案)について」(事務局)

事務局より第1期流域連絡会のまとめ(案)についての説明が行われ、了承が得られました。
なお、各修景整備提案箇所のイメージパースは以下のとおりです。

[1]神谷三丁目・神谷三丁目南地区
[2]新田橋~新神谷橋左岸地区
[3]千住桜木二丁目地区

質疑応答

今回の議事を含めた内容等についての質疑応答が行われました。主な内容は以下のとおりです。

(意見)川の改修により史跡・文化を壊すようなことをせず、残すようにして欲しい。

(東京都)極力残していけるような整備を行いたいと思います。隅田川では瑞光橋公園の入り江部分が昔の名残を残したものとなっています。

(意見)隅田川の水質は良くなってきているのでしょうか。

(東京都)昭和の時代と比べると改善されてきていますが、この数年は横ばいの状態です。

(意見)荒川に設置計画のある防災船着場はどのような形態(コンクリート・浮き桟橋等)なのですか。

(墨田区)設置の希望をしている段階ですので、構造的な話しには至っていません。

修景整備提案箇所のパースに関して以下のような意見が出されました。

(意見)神谷三丁目・神谷三丁目南地区について、新神谷橋の歩道から直接下に降りられるようにすることは出来ないのでしょうか。

(東京都)新神谷橋から直接下に降りられるかについては橋梁管理者との協議・調整が必要となります。

(意見)新田橋~新神谷橋左岸地区について、イメージ図のような砂洲が本当に出来るのでしょうか。イメージ図のような砂洲を造るのであれば杭が必要となると思いますし、船の航行への支障についての検討も必要になると思います。

(東京都)テラスの根固め整備時に、どの程度の砂洲が残るのか予想するのは難しいところです。砂洲の状況次第では群杭等の設置が必要となることもあり、当然この場合は、船の航行への支障が無いように検討をする必要があります。

(意見)千住桜木二丁目地区について、ワンドへの水の取り入れ方法についてはどのようにするのでしょうか。

(東京都)現時点では自然に水が出入りするような形式を考えています。もし、自然に水が出入りすることが困難であれば、樋門を設置する等の考え方が出てくると思います。

第2期流域連絡会の開催について

事務局より、第2期 流域連絡会の開催について説明が行われ、都民委員10名の再任と1名の補充について了承されました。

「第1期 流域連絡会」の感想について(各委員)

第1期の流域連絡会の感想を委員の方々に述べて頂きました。

挨拶(江東治水事務所長)

 第1期 流域連絡会の最後に当たり、江東治水事務所長より「都民委員・行政委員の皆様のお陰で本日、第1期流域連絡会の報告書をまとめることが出来ました。神谷地区周辺は担当したことがあり、当時はテラス整備も始まっておらず、現在の様に整備されてきたことに対して非常に感慨深いものがあります。時間を掛け、少しずつ良い物を造っていくことが非常に大切な事だと思います。第2期流域連絡会でも貴重な御意見、また第1期の検証も行いながら、引き続き宜しくお願い致します」との挨拶がありました。

次回(第2期)の開催について

事務局より、次回(第2期)の開催についての説明が行われ、了承が得られました。

  • 事務局では、今後も委員の皆様のご要望を伺いながら、説明と意見交換を進めていきたいと考えております。次回(第2期 第1回)は、7月中旬に実施する予定です。

降雨時に役立つ情報

事業別に見る