第14回 議事要旨

日時:平成25年2月19日(火)14:00~16:00
場所:大田区大森西特別出張所

  • 委員会開催状況写真1
  • 委員会開催状況写真2

はじめに

  • 都民、行政委員の交代、自己紹介
  • 流域連絡会の設置要綱について
  • 座長の選出

議題

(1)これまでの開催経緯等について(事務局)

 内川流域連絡会は、「内川を地域に親しめる川」とし、住民と行政が協働で川づくりを進めるために、流域住民そして内川に関心を持つ団体と行政が、情報や意見交換をする場として平成12年の11月に設置され、毎年1回程度、前回までに13回実施しており、直近では昨年(平成24年)の2月に行った。
前回は、12回の議事内容のこと、内川の護岸補修工事(大田区施工)の報告、震災時のトイレ対策(下水道局資料提供)について意見交換を行った。

(2)内川の水門の耐震化について

(東京都)資料5に基づき説明。

  • 対象とする地震や施設の耐震性能について、これまでの耐震対策とこれからの耐震対策の違いを説明。
  • 内川における、これまでの耐震対策の紹介
    • H17~H22の護岸の耐震補強工事
    • H21~H22の排水機場の耐震補強工事
    • 内川のこれからの耐震・耐水対策
          コンクリート等による門柱等の巻きたてなどをイメージ図で説明。水門の耐震対策を[平成25年度末]着手予定で、工事着手前に関係者へ説明することなど。

質疑

  • Q水門の津波の影響は?
  • A AP+3.2m程度であり、防潮堤を超えない(都)
  • Q水門以外の防潮堤の高さは、AP+3.2mの津波の高さに対応できるものになっているのか。
  • A想定される津波は、防潮堤を超えない(都)
  • Q水門の操作は自動か?
  • A職員がすぐ横の官舎におり、操作をする(大田区)
  • Q津波などで、(操作の)職員が退避した場合は、水門の操作はどうなるのか?
  • A江東治水事務所の遠隔操作があり、自重によるゲート降下が可能である。
     ただ、船舶との接触など、万一の事故に備えて(職員)目視により操作することを基本にしている。(大田区)

(3)桜のプロムナードの施工について

(大田区)資料6に基づき説明。

  • 大田区として、水と緑のネットワークの充実を図るため内川から(河口の)ふるさとの浜辺公園に至る散策路を整備している。今回は、(昨年度までに護岸工事が竣工した)護岸補修工事(前出し護岸)の箇所について、護岸の上部を舗装・植栽を施した。施工年度、幅員や延長、舗装の内容、植栽の種類についての説明あり。

(4)諏訪橋の架け替え計画について

(大田区)資料7に基づき説明。

  • 橋梁の劣化状況から、大田区では諏訪橋を含む6橋を優先対策橋梁に指定し、架替工事の設計を進めている。現在、ボーリング調査、測量を実施しており関係機関と協議中。

質疑

  • Q馬込桜並木の散策路整備は、内川とは離れており、掛かる費用も決して安くない。区道の架替計画のほうが耐震性の向上など、優先順位が高いのではないか。
  • A水と緑のネットワークの充実という点で施策を進めているが、貴重なご意見として伺いたい。(大田区)
  • Qプロムナードの整備について説明があった。そもそも、前出護岸をつくる意味は、学校の前の道路を広げて緊急車両などを通行しやすくするため、と理解していたがどうか。
     学校の所だけ、整備しても意味がないのではないか。
  • A前出護岸は、環境に配慮した護岸を整備するもので、全川、両岸を対象にしている。(都)
  • Q今回、初めて参加したが、町会の中には(防災上)内川を埋めてはどうかとの意見もある。昔は、海苔船が行き来していたが、その役割も終わった。要は、内川の整備方針がどうしたいのか、伝わってこない。
  • A(会議終了後、河川部防災課作成(H10)の)内川の憩いの水辺整備の冊子をもとに、大田区より説明があり、理解を得た。(大田区)
  • Q・プロムナードの整備について説明があったが、周辺の道路の渋滞対策を含めて、この地域の車の流れを良くしていきたいと考えている。そこで、警察(交通管理者)も含めた会議にしてはどうか。
    ・上流の(下水道幹線)交通局馬込車庫の跡地に水を流せる水路がある。下水の浄水をせせらぎ水として流してほしい。そういう要望を前からしている。プロムナード整備よりも先に進めるべきではないか。
  • A本会議は、内川の流域連絡会であり、内川の河川事業について理解と協力を得る場と考えている。(都)

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