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第5回 横十間川底質関連対策検討会 要旨

日時:平成16年11月12日(金) 15:00~17:00
場所:都庁内会議室

<議事要旨>

1.事務局からの説明

1)魚類調査について

  • 予定どおり、ハゼの採捕を行い、分析必要量を確保できたため、4パターンの分析を行っていると説明した。ただし、分析結果については、今回の検討会には間に合わなかったため、次回の検討会には報告する。

2)原位置固化処理工事について

  • 室内試験結果については、濁りの試験について濁度2でダイオキシン類濃度1pg-TEQ/lを満足すること、凝集沈殿試験でダイオキシン類濃度が除去できること、セメント添加量60kg/m3以上で振とう溶出試験でダイオキシン類濃度が1pg-TEQ/l以下になる。
  • 原位置固化処理工法の選定については、泥上車によるロータリー式攪拌混合機(仮締切によるドライ施工)を用い、固化厚0.5m、固化材形態は粉体として、添加量は、安全率を見込んで100kg/m3と200kg/m3の2ケースを行う。
  • 排水処理については、濁度2を目標に、必要に応じて膜処理を用いて処理する。
  • 監視モニタリング計画についても説明した。

3)恒久対策について(当面の方針)

  • 150pg-TEQ/g~1,000pg-TEQ/g以下の底質ダイオキシン類について、土質材料として利用する際、高水敷へ埋戻す場合の配慮事項を説明し、今後の分解無害化の技術の進展をみながら検討する旨を説明した。

 以上、事務局から説明し、了承された。

2.委員からの主な意見

  • 現場で重機を入れて底質を押し下げた際、コロイドが出てくる可能性も考えられるが、フィルターで除去できるか確認することが必要である。(施工の最初の段階で膜ろ過を通すことを考える。)
  • 排水設備を設置する箇所の高濃度底質が乾燥により飛散しないように注意する。

お問い合わせ

河川部計画課環境計画担当係
03-5320-5425

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