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第6回 横十間川底質関連対策検討会 要旨

日時:平成17年8月2日(火) 10:00~12:00
場所:都庁内会議室 

<議事要旨>

1.事務局からの説明

1)魚類調査の結果について

  • 全体で203個体のハゼ類を採取し、分析部位として、4パターンを分析した。分析結果によると、内蔵部のダイオキシン類濃度が筋肉部の約30倍となっており、他地域のマハゼの濃度よりも高い傾向がみられた。
  • 安全性についての検討を行った結果、内蔵を除く全身のダイオキシン類濃度19pg-TEQ/gを、都民の平均的な食生活の内海内湾魚介類の摂取量に当てはめた場合、食事全体からの摂取量は6.24pg-TEQ/kg体重/日となっており、耐容一日摂取量(TDI)の4pg-TEQ/kg体重/日を超過している。
  • 実際には、ハゼを毎日食べ続けることはなく、内臓を除去した健康上の問題はないと考えるが、他地域のハゼに比べて高い値であるので、横十間川のハゼを食べることにより、ダイオキシン類摂取量は増加するといえる。
  • 現在、現場に注意看板を設置して、「調査中」であるため摂取を控えるように注意喚起をしているが、今後も看板の設置については必要であると考える。

2)原位置固化処理の試験施工結果について

  • 試験施工では、固化材添加量は、120kg/m3、200kg/m3の2ケースで行い、固化厚さは50cmとした。
  • 仮締切工中の水質のモニタリング結果については、工事区間よりもバックグランド濃度が高く、工事の影響はみられなかった。混合攪拌時間については、通常の攪拌時間よりも多くの時間を要して施工を行った。固化処理中の水質のモニタリング結果についても、工事の影響はみられなかった。
  • 固化処理後のモニタリング結果については、添加量120kg/m3の時の強度が105~395kN/m2、添加量200kg/m3では190~507kN/m2となっており、ばらつきが大きく、溶出量については、材齢7日の試料では1pg-TEQ/lを満足しない結果もみられた。
  • 排水処理については、ダイオキシン類は凝集沈殿処理で対応できると考えられる。
  • 検討課題としては、強度のばらつきが大きいため、現場の施工においては、目標強度の室内試験の2~3倍の安全率を見込み、さらに割増率も考える必要がある。その他、攪拌時間、改良厚さ等、施工機械等についても課題としてあげられる。

3)都における原位置固化処理対策(案)について

  • 試験施工の結果に基づき、東京都の施工範囲の検討をした。
  • 固化材添加量は200kg/m3、攪拌時間は約2倍、改良厚さは1m、施工機械には大型のスタビライザーを使う。排水処理については凝集沈殿処理を20m3/hrとする。
  • モニタリングについては試験施工と同じ考えで実施し、排水処理については濁度2を指標とする。
  • 矢板撤去については、ダイオキシン類の試験結果を踏まえ、安全性を確認した上でタイミングを判断する。

4)その他

  • 都範囲の施工は、審議内容に従い、できるだけ早い時期に高じ着手し、原位置固化処理に加え、矢板の撤去などを含め平成17年度末までに実施する予定である。

 以上、事務局から説明し、了承された。

2.委員からの主な意見

  • 日本ではじめてのことなので、結果については何らかの形で報告する機会を別途設けたほうが良い。

お問い合わせ

河川部計画課環境計画担当係
03-5320-5425

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