印刷する

第7回 横十間川底質関連対策検討会 要旨

日時:平成23年1月19日(火) 10:00~12:00
場所:都庁内会議室 

<議事要旨>

1.事務局からの説明

1)今までのダイオキシン類対策について

  • 今までの第1回から第6回までの検討会の経緯について説明し、応急対策、恒久対策の方針について再確認を行った。
  • 平成16年度に原位置固化処理した試験施工と、平成17年度に原位置固化処理した本施工について説明した。

2)モニタリング結果の報告(平成18年度~平成22年度)

  • 原位置固化処理の際に作成した供試体からのダイオキシン類溶出量及び、水質・底質のダイオキシン類濃度は、おおむね監視基準値以下という結果となり、固化処理の効果が確認できた。

3)平成23年度以降のモニタリング方法

  • 河川マニュアルの改訂を受け、今後もモニタリングを継続する。
  • 平成27年度までの5年間は隔年で水質と底質の調査を実施し、平成28年度以降は、近傍の環境局の水質と底質の調査結果を用いた経過観察に移行する。
  • なお、この平成23年度以降のモニタリングは、河川整備まで継続し、整備後は必要に応じて実施する。
  • また、施工時に作成した底質固化体の供試体を用いた試験は残り1回しか行えないため、残存する供試体は、異常値が現れた場合の検証用試料として保管する。

4)恒久対策の検討

  • 恒久対策として、原位置固化処理した高濃度の底質ダイオキシン類は、無害化処理することとしているため、無害化処理工法を再整理し、今後の対策を検討した。
  • その結果、現時点では、恒久対策である無害化処理は技術的には確立したものも処理費用に課題があるため、引続き低コスト化の技術開発動向に留意していくこととする。

5)今後の対策案の提示

  • 横十間川では「江東内部河川整備計画」(平成17年9月)に基づいた護岸整備が計画されており、高濃度区域においても工事が予定されている。
  • そこで、暫定対策として固化体の一時保管を選択した場合の今後の対策案を提示した。

 以上、事務局から説明し、了承された。

2.委員からの主な意見

  • 今後の対策案について、環境上の留意点を検討願いたい。

お問い合わせ

河川部計画課環境計画担当係
03-5320-5425

降雨時に役立つ情報

事業別に見る